支援詳細(ヤクルト本社様)
ヤクルト本社様
1.システム化構想支援
ヤクルト本社計算センター様の「現在の課題」、「目指すべき方向性」、そこから導かれた重要な「21個の施策」などを「システム化構想書」にまとめました。経営層や関連部署にも積極的にコミュニケーションをとり、プロジェクトへの協力体制を初期段階から構築していきました。
2.RFP作成支援
計算センター様の業務およびシステムを全て可視化し課題を明確化しました。「システム化構想書」をもとに、システムの具体的な要求事項を「RFP」として整理しました。業務要求が複雑であり、請求書や経費精算など取引先に絡む独自の外部要求が多かったことより、パッケージシステムではなく、スクラッチ開発として要求を定義しました。
3.ベンダー選定支援
ITベンダー3社にRFPを発行し、ベンダーからの提案書を受領しました。その後、3社のプレゼンテーションを評価し、提案システムの内容、費用、スケジュール、実績、プロジェクトマネージャーの信頼性など総合的に評価しました。プロジェクト内で公平かつ透明性のあるプロセスを経て、最も評価の高かったベンダーを選定しました。
4.要件定義・設計支援
ヤクルト様とベンダーと当社で業務フロー(To-Be)を策定しました。また、RFPで示した要求事項に優先順位を定義。ベンダーが作成する要件定義書や基本設計書を何度もレビューし、手戻りをなるべく少なくするプロセスで進めました。他システム連携では、他部署の方と何度も打ち合わせを行い、連携仕様をスムーズに確定させました。
5.プロジェクトマネジメント支援(システム開発・テスト)
ベンダーの進捗管理や品質管理を行いました。また、ヤクルト様側のWBSを作成し、タスク管理や課題管理を実施。社内会議およびベンダー定例会のファシリテーションも行いました。
6.ユーザー受入テスト/ユーザー教育支援
ユーザー受入テスト計画、ユーザーテストの進捗管理や個別フォロー、システム障害管理、ベンダーとの障害対応調整を行いました。また、業務マニュアル作成やユーザー説明会を支援しました。
7.工程終了判定/リリース判定
各フェーズの終了時に、次のフェーズに進んでよいかを評価し、判定会議を主催しました。最後のリリース判定では、ベンダー側のシステム品質、テスト進捗、ヤクルト様側の受入テスト進捗、ユーザー習熟度、プロジェクト全体の残課題を評価し、システムを本稼働してよいかを判定しました。結果として、1回目と2回目はシステム品質不足のため判定NGとし、6か月後の3回目に判定OKとし、本稼働を開始しました。
8.システム稼働後評価
システム稼働後の障害発生状況を分析・評価し、障害が多い部分は対応策を打ち出しました。3カ月後に障害が収束したことを確認し、残課題をヤクルト様に引き継ぎ、当社の支援は終了しました。